アルジャーノンの庭yahoo!ブログ

これは私がyahoo!ブログで残した足跡

オキシペタラムの庭

吉谷桂子さんのブログで数株まとめて植えて自然な塊に見える様にするマッスプランティングと言う方法を知りました。

宿根草のマッスプランティング。
これには慎重になります。私の庭は狭いのでそうそう群植をすることができないことと一株が小さいと思っても宿根草は2年目になると物凄く大きくなるものがあることからです。

そういった事もあり宿根草中心の庭づくりで安定的に花を咲かせ続けるには数年の歳月を要するそうです。


2016年の初夏から我が庭はお試し期間でした。とにかく多く種類の花を植えて図鑑では知り得ない肉眼で見た花の色、引き目で見た草姿、成長速度、花付き、花持ち、我が庭における開花期、四季咲きのものは四季咲き性の大小を自分の頭に入れていきました。たった一年ではまだまだ分からない事が多いのですが、それでも少しづつ庭に向いた花、好きな花、役割を持たせるのに便利な花を見つけていきました。
取捨選択の2017年が始まったのです。


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オキシペタルムは最初は青い花である事と面白い花の形で選びました。3つの庭色構想(青庭、杏庭、紅庭)がなかった頃からの付き合いです。
結構徒長気味になるし春は虫がつきやすいし、弱い印象でずっと鉢植え組でした。
寒さにも弱いとあるし、一年目は花もつきにくかったのでこのまま寒さで枯れたらそれまでくらいの考えていたのですが、案外枯れず、秋くらいまでぼちぼち咲き続け、庭の手前に鉢をおいて花が少ない時期に助っ人になるようになっていました。

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思いの外強く長持ちなオキシペタルムを少しづつ気に入り始めた私はこの春遂に地植えにしました。
青庭に植えたサルビアラニチカが結構しっかり咲いてくれて、今や青庭に夏の主役となっているのですが、あまり考えずその株元にオキシペタルムを植えました。
サルビア特有の舌状花のガラニチカと5枚花弁で星型のオキシペタルムはいい感じで合いました。サルビアのように小さめの花をたくさん咲かせるタイプの主役に対しては、その花と違う形状で主役を食ってしまわない花を合わせるのがセオリーですが、丁度いいまとめ役になってくれました。
サルビアラニチカが花付き抜群で花持ちイマイチなのに対し、オキシペタルムは花付きがイマイチだけれど花持ちはかなり良い部類に入るのでお互いカバーしあって花が少ない時期を短くできるのです。植生も両方南米原産で近い環境で育てる事ができます。

惜しむらくはオキシペタルムのまばらな花付きでした。2年目になり花付きが少し良くなりましたが、ガラニチカが物凄いのでもうちょっと咲いて欲しい所。


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そこでオキシペタルムをマッスプランティングしてみる事にしました。いろいろ植えた上でこの子にしようと決めてからの群植です。
うまくオキシペタルムの庭ができるといいな。





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オキシペタルムのことを調べていると滝羽麻子さんの「オキシペタルムの庭」と言う小説が検索に出てきて印象に残りました。
残念ながら文庫化するときに改題して「花嫁の花」というタイトルになったようです。面白そうなので読んでみました。

アラサーの主人公莢子と結婚を意識している恋人篤志との恋愛を中心とした物語。

ぶっちゃけて言うと、このお話は宗教まではいかないものの「信じる物」が出てくるお話です。

昔、園子音監督の愛のむきだしという映画を見ましたがあそこまで大々的なカルト宗教が出てくるわけではなくもう少し現実的で「あー、あるねこう言う事」と思わされる様な等身大の描き方が良かったです。

現代人が抱える「依存」もテーマになっている様で、みんな弱くて心の支えが欲しいんだというところとそれだけでいいのかというところをうまく描いています。


女の子小説ですが、今の人ならみんな共感できるのではないでしょうか。


面白かったのでこの植物のタイトルがついた小説はこれからも読み続けていこうと思います。
コメント欄を開けておきますのでもし見ている方で植物のタイトルがついた小説をご存知の方がいらっしゃれば、実用書以外ならなんでも読みますのでこそっと教えていただければ幸いです。